Shopeeで売れている日本製品★インドネシア編

インドネシアのShopeeの現状

シンガポール、台湾、タイ…に続いて、今回はインドネシア編です。
後述しますが、現状のインドネシアのShopeeのホームページを見た感じでは、
日本からの越境販売(特に個人輸出)に関してはかなり厳しいです。

(1)商品価格相場が安すぎてローカルの店舗に太刀打ちできない
(2)模倣品が横行しており、品質の悪い商品が散見される
(3)他国と比較して日本製品が少ない

(1)の価格相場に関してですが、現地のローカル店舗が安く仕入れて販売しているのと、
(2)の模倣品が安く販売されているという、2つのパターンがあるようです。
パナソニックユニ・チャームなど、インドネシアに進出している大手企業で、
Shopee内に公式ショップを立ち上げているメーカーが何社かありますが、
商品価格は日本で販売しているよりもかなり低いですが、
それでもローカル店舗よりは相場が高く、企業努力の限界が見受けられます。

今後の展望として

(1)の価格に関しては、ローカル店舗と張り合うのは正直無理ですので、
ローカル店舗にはない“品質の良い日本製品”“適正な価格”
販売するのがベストではないかと思います。

価格が高くても売れるのか?

現在のインドネシアの最低賃金に関して、このようなニュースが出ています。

<ジェトロ>2020年の最低賃金上昇率、8.51%に(インドネシア)

427万6,000ルピア=日本円で約33,000円。
日本と比較すると相当低いものの、8.51%の賃金上昇率は日本ではありえないですし、
今後もさらに賃金が上昇していくものと思われます。

インドネシアは現在、ミレニアル世代を中心に、
「富裕層」と「中間層」が増えています。
下表は2017年の経済産業省・新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報からの抜粋ですが、
2017年時点で5,000米ドル(日本円で約54万円)以上の中間所得層が67.1%ですから、
2020年にはもっと増えているものと思われます。

 

そして富裕層・中間層が求めているのは【質の高い商品】と言われています。
インドネシアに限らず、どこの国でもやはり経済的に豊かになれば、
すぐに壊れるような質の低い商品よりも質の高い商品が欲しくなるのは当然の事です。

(2)の模倣品に関しては、昨年、日本のメーカー、インドネシア知的財産局、各ECサイトで、
下記の動画のような取り組みが始まり、今後に期待が持たれる所です。

<ジェトロ>模倣品流通を阻止せよ!‐インドネシア ネット上の攻防-2019年12月19日

上記を踏まえていただいた上で、Shopeeインドネシアホームページをご覧いただければ、
売れている商品や今後のニーズに関してもご理解いただけるのではないかと思います。

売れ筋商品の調べ方

インドネシアのShopeeでの言語は「インドネシア語」です。
Shopeeで売れている日本製品★タイ編で、日本語に変換して閲覧する方法を説明しておりますので、
参考にしていただいて、閲覧していただけたらと思います。

日本語変換した画像を元に説明して行きます。
見ている場所は、タイと同様に「週刊ランキング」の詳細コーナーとなります。

 

ベビー用品カテゴリでは、
哺乳瓶でピジョンの製品がランクイン
1本18,200ルピア(約141円)

月間売上数4668個
Shopee内にピジョンの公式ショップがありますが、
若者向けの化粧品を扱っていて、哺乳瓶は探せなかったです。
(ランキングに上がっているのはピジョン公式以外のショップ)

 

紙オムツはユニ・チャームのマミーポコが人気
一番売れているのが、一袋(24枚以上入り)で48,495ルピア(約376円)
月間売上数9600個
Shopee内にユニ・チャームの公式ショップがありますが、
商品価格はランキングの相場よりは少し高いです。
(ランキングに上がっているのはユニ・チャーム公式以外のショップ)

 

ゲーム系は、

PS2の中古コントローラー
25,000ルピア(約194円)、月間販売数1901個

2位がゲームボーイの中古?
78800ルピア(約610円)、月間販売数1271個

他国でも人気のNintendo Switchはいずこへ…?

 

栄養補助食品カテゴリは他国ではDHCが人気だったんですが…
インドネシアに関してはランクインしてませんでした。
「KINOKI」(どこの国のメーカーかは不明)の足裏シートが人気のようです。
足裏シートは日本では随分前に流行ったような(今もありますが)

そしてセルフケアのカテゴリでユニ・チャームの大人用の紙オムツがランクインしています。
1枚入りで5,000ルピア(約39円)
月間販売数が6778個でした。

 

ホビー系カテゴリは、

たまごっち
14,000ルピア(約109円)
月間販売数216個

プラモデルのタミヤのタイヤ
42,900ルピア(約333円)
月間販売数154個

ところで、その他の絵文字人形で「ドラえもん」とあるけど…どこ?

 

カメラカテゴリでは、

パナソニックのカメラ用ストラップ
15,080ルピア(約116円)
月間販売数57個

キヤノンのデジカメ3,850,000ルピア(約29,819円)
月間販売数47個

がランクインしています。

 

食品カテゴリでは、

無印良品のキムチ
21,999ルピア(約170円)
月間販売数11394個

ハラール対応のグリコのポッキー(後述しますがハラール対応重要です!)
1箱5,990ルピア(約47円)
月間販売数5990個)

がランクイン。

 

スポーツ&アウトドアカテゴリでは、

ヨネックスのバトミントンラケットのグリップ部分
4,990ルピア(約39円)
月間販売数2149個

アシックスのスポーツシューズ
325,000ルピア(約2,517円)
月間販売数149個

 

カー用品では

ダイハツの純正オイル
97,000ルピア(約751円)
月間販売数102個

TOYOタイヤのタイヤ用のペイントマーカー
1本4,000ルピア(約70円)
月間販売数4277個

 

本と文房具のカテゴリでは

くもんの幼児用ドリル
1冊35,000ルピア(271円)
月間販売数91冊

キティちゃんが混じっているバインダー
1枚6,280ルピア(約49円)
月間販売数177枚

サクラクレパス社のポスターカラー
1瓶?20,999ルピア(139円)
月間販売数370個

がランクインしています。

 

今後ニーズが高まりそうな商品(予想)

 

1.食品

「Japan」で検索したところ、めんつゆとお茶が上位に来ました。
日本の美味しい食品は今後も売れるのではないかと思われます。

前章でハラールのポッキーが上位にランクインしていると書きましたが、
インドネシアは人口の約9割がムスリムと言われていますので、
ハラール認証がある食品はインドネシアで人気になる可能性大です!

2.基礎化粧品(スキンケア)関連

「Japan」で上位にランクインしたのが、ライオンのペアアクネクリームWというニキビ薬です。
ニキビに悩む若い世代がユーザーと思われますし、
ピジョンの公式ショップでも哺乳瓶ではなく、若い世代向けの基礎化粧品を販売していましたので、
美容に関心のある若い世代を中心にスキンケア関連商品が売れているという事かと思われます。

3.健康食品

前章のランキングでは、栄養補助食品のカテゴリでは、
DHCなどの日本の健康食品がランクインしていませんでしたが、
冒頭で紹介した経済産業省・新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報(P.62)では、
「年間約60万人がより良い医療を求めて海外に渡航している」とあり、
インドネシア人の健康への関心の高さが垣間見られますので、
日本の健康食品は大いに売れる可能性があります。

4.アニメ関連

 
他の世界の国々同様、インドネシアでも日本のアニメが人気です。
画像のパズルとキーホルダーはわかりませんでしたが、Tシャツは鬼滅の刃暗殺教室のものですね。

5.水関連

 
「Water purifier」(浄水器)で検索したところ、パナソニックの商品がヒットしました。

インドネシアでは、上下水道の整備が遅れているため、
水道水の水質が非常に悪く、生水は飲用する事ができないのはもちろん、
シャワーでも肌が荒れるなど問題が多いとの事です。

そのため、日本の浄水器や浄水機能のついたシャワーヘッド、
ミネラルウォーター、ウォーターサーバーなどの、
水関連商品は人気になるのではないかと思われます。

売れるようになるには、広告等で露出を増やす必要あり!

上記の商品は今後売れる可能性はありますが、
日本製品は品質が良い分、コストがかかっているため、
価格では現地のローカル店舗に負けてしまいます。

インドネシアで売れるようになるためには、広告などで露出を増やし、
できるだけ多くの人に見てもらう必要があります。
Shopeeには現地事情に詳しい担当者がいらっしゃるとの事ですので、
どのような商品の需要があるか、どうしたら多くの人に見てもらえるか、
コミュニケーションを密に取って、十分に検討する必要があるかと思われます。